村尾 愛美 特任講師

自己紹介

私は、言語発達に遅れがみられるお子さんを対象とした研究を行っています。特に、知的障害や聴覚障害などが認められないにもかかわらず、言語発達に遅れを示す、特異的言語発達障害(specific language impairment:SLI)のあるお子さんの早期発見・支援に繋がる手がかりを得ることを目指した研究を行っています。もう少し具体的に説明すると、お子さんの発話を収集し、その特徴を心理言語学の枠組みを用いて明らかにしようとしています。また、SLIのあるお子さんだけではなく、知的障害のあるお子さんや自閉スペクトラム症のあるお子さんの言語の問題についても検討しています。
私の研究は、東京学芸大学の言語障害児教育を専門とする恩師の研究室に入り(つまり、私は本学のC類出身です)、言語発達に遅れを示すお子さんたちと出会ったことから始まりました。お子さんたちが正しく理解され、支援されるためには何が必要だろうかと考え、そのためには、まず、お子さんの言語の特徴を明らかにする必要があると強く感じ、現在に至っています。


メッセージ

言語の問題は行動面の問題ほど目立たない傾向にあることなどから、見過ごされがちです。しかし、言語の問題は、友人関係の問題や学習の遅れ等それ以外の問題を引き起こす可能性があり、決して軽視してはならないものです。また、特別なニーズのある子どもの中には、言語の問題を有している子どもが多く存在します。これらのことから、周囲の大人は子どもの言語の問題にいち早く気付き、対応する必要があります。したがって、教職を目指す上で、言語障害に関する知識は不可欠であると言えます。さらに、言語障害に関する知識を身につけるためには、言語発達、個別言語(例:日本語)に関する知識も必要となります。また、知識のみならず、それらを用いて深く考察できる力も必要となります。私は、学生の皆さんがこれらの知識を身につけ、自らの頭で考えられることをねらいとし、本学で教育・研究活動を行っています。そして、私も学生の皆さんと一緒に考えています。
言語という視点から、特別なニーズのある子どもの理解と支援について考えたい人は、是非、本学で学んで欲しいと思います。

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